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実家じまいのお金が、手元にない

お金が足りないときは、市町村の補助、売ったときの税の特例、国が土地を引き取る制度を先に確かめます。補助は、工事や片づけを始める前の申請が条件です。

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更新日 2026年10月10日

片づけにも解体にもお金がかかると聞いた。手元に、まとまったお金はない。

お金の出し方を決める前に、公の仕組みを確かめます。多くは、始める前の申請が条件です。

仕組みどんなとき(くわしい記事)
解体の補助空き家を壊す(新潟県の21の市町村)
→ 解体の前に知る決まり
片づけの補助家財を片づける(11の市町村・うち10は空き家バンクが条件)
→ 片づけの順番
3,000万円の特例相続した家を売る
→ 3,000万円控除
国の引き取り相続した土地を手放す(建物がある土地は申請できない)
→ 売れないときの相談先

解体の補助は、新潟県の21の市町村にある

新潟県の30市町村のうち、空き家の解体を補助する制度があるのは21の市町村です(確認日 2026年10月6日)。

対象になる家の条件は、市町村ごとに大きく違います。市が「特定空家等」と認めた家に限る市や、跡地を地域で使う場合に限る市もあります。

新潟県の市町村の解体の補助は、工事を始める前の申請が条件です。業者と契約する前に、実家のある市町村の窓口に電話します。窓口は新潟県の市町村の一覧から探せます。

片づけの補助は11の市町村、うち10は空き家バンクが条件

新潟県では、空き家の家財の片づけを補助する制度が11の市町村(新潟市は西蒲区)にあります。そのうち10の市町村で、条件に空き家バンクが入っています(確認日 2026年9月13日・一部は9月29日)。

売るか貸すかを決めていなくても、空き家バンクには登録できます。長岡市・上越市・新発田市・柏崎市・十日町市の空き家バンクの決まりに、登録の手数料はありません。

相続した家を売ると、もうけから最高3,000万円を引ける

相続した実家を売ったとき、売ったもうけから最高3,000万円を引ける特例があります(国税庁)。

おもな条件中身
家が建てられた時期昭和56年5月31日より前
売った代金1億円以下
特例そのものの期限令和9年12月31日までに売ること
相続からの期限相続が始まった日から3年たつ日の、その年の12月31日までに売ること
相続した人が3人以上引ける額は2,000万円まで(令和6年1月1日から後に売った場合)

2つの期限を両方満たす必要があります。市区町村の確認の書類(被相続人居住用家屋等確認書)や、売った年の確定申告も要ります。自分の場合に使えるかは、税務署か税理士に確かめてください(3,000万円控除の記事)。

相続した家を、そのまま買い取ってもらう道もあります。特例が使えるかどうかは、売る前に税務署か税理士に確かめます。

ラクウルは全国の家が対象で、査定は無料です。自社で買い取るので、仲介手数料はかかりません(運営:株式会社ネクサスプロパティマネジメント・宅地建物取引業 国土交通大臣(1)第10311号)。

売るかどうかを決める前に、2社以上に査定を頼んで比べます。

安く売った空き家や土地は、100万円を引ける特例もある

項目中身
期限令和10年12月31日までに売ること
売った値段500万円以下(一定の場合は800万円以下)
持っていた期間売った年の1月1日の時点で、5年を超えていること
場所都市計画区域の中にあること
そのほか売る相手が、親子や夫婦などでないこと。売ったあとに、その土地が使われること

もうけが100万円に満たないときは、引ける額はその額までです(国税庁)。

800万円以下の空き家を売るときは、不動産会社の仲介手数料が、ふつうの計算より高くなることがあります。上限は33万円(30万円に消費税を加えた額)です(国土交通省の告示)。

家を壊したあとの土地は、条件しだいで国が引き取る

相続した土地は、条件を満たせば、国に引き取ってもらう制度があります(相続土地国庫帰属制度)。建物がある土地は申請できないので、家を壊したあとの話になります。

承認されると、負担金を納めます。額は、市街化区域などにある宅地と農地、森林は面積に応じて決まり、それ以外の土地は20万円です。

相談は予約制です。新潟県の土地は、新潟地方法務局の本局(電話 025-226-0951)です(売れないときの相談先の記事)。

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出典

  1. 新潟県の各市町村の公式ページ(解体と片づけの補助。市町村ごとのページに出典を記載)
    https://jikka-tebiki.com/niigata/(確認日 2026-10-06)
  2. 長岡市「空き家バンクへの登録」
    https://www.city.nagaoka.niigata.jp/akiya/btouroku.html(確認日 2026-09-29)
  3. 上越市空き家情報バンク「空き家を売りたい・貸したい方へ」
    https://joetsu-akiyabank.jp/about/(確認日 2026-09-29)
  4. 新発田市「空き家バンク(売りたい方・貸したい方)」
    https://www.city.shibata.lg.jp/kurashi/iju/akiya/1001226.html(確認日 2026-09-29)
  5. 柏崎市「空き家バンク制度」
    https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/soshikiichiran/toshiseibibu/kenchikujutakuka/3/3/1/6632.html(確認日 2026-09-29)
  6. 十日町市「空き家バンク 物件募集」
    https://www.city.tokamachi.lg.jp/iju/sumai/akiyabank/6953.html(確認日 2026-09-29)
  7. 国税庁 タックスアンサー No.3306「被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例」
    https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3306.htm(確認日 2026-09-28)
  8. 国税庁 タックスアンサー No.3226「低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の特別控除」
    https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3226.htm(確認日 2026-09-28)
  9. 国土交通省「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」(令和6年告示第949号)
    https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/content/001750143.pdf(確認日 2026-09-29)
  10. 法務省「相続土地国庫帰属制度の相談対応について」
    https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00498.html(確認日 2026-09-29)
  11. 新潟地方法務局「相談の予約をされる方へ」
    https://houmukyoku.moj.go.jp/niigata/page000001_00235.html(確認日 2026-09-29)
  12. 相続等により取得した土地所有権の国庫への帰属に関する法律施行令 第5条(負担金の算定・e-Gov法令検索)
    https://laws.e-gov.go.jp/law/504CO0000000316(確認日 2026-10-05)

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