片づけにも解体にもお金がかかると聞いた。手元に、まとまったお金はない。
お金の出し方を決める前に、公の仕組みを確かめます。多くは、始める前の申請が条件です。
| 仕組み | どんなとき(くわしい記事) |
|---|---|
| 解体の補助 | 空き家を壊す(新潟県の21の市町村) → 解体の前に知る決まり |
| 片づけの補助 | 家財を片づける(11の市町村・うち10は空き家バンクが条件) → 片づけの順番 |
| 3,000万円の特例 | 相続した家を売る → 3,000万円控除 |
| 国の引き取り | 相続した土地を手放す(建物がある土地は申請できない) → 売れないときの相談先 |
新潟県の30市町村のうち、空き家の解体を補助する制度があるのは21の市町村です(確認日 2026年10月6日)。
対象になる家の条件は、市町村ごとに大きく違います。市が「特定空家等」と認めた家に限る市や、跡地を地域で使う場合に限る市もあります。
新潟県の市町村の解体の補助は、工事を始める前の申請が条件です。業者と契約する前に、実家のある市町村の窓口に電話します。窓口は新潟県の市町村の一覧から探せます。
新潟県では、空き家の家財の片づけを補助する制度が11の市町村(新潟市は西蒲区)にあります。そのうち10の市町村で、条件に空き家バンクが入っています(確認日 2026年9月13日・一部は9月29日)。
売るか貸すかを決めていなくても、空き家バンクには登録できます。長岡市・上越市・新発田市・柏崎市・十日町市の空き家バンクの決まりに、登録の手数料はありません。
相続した実家を売ったとき、売ったもうけから最高3,000万円を引ける特例があります(国税庁)。
| おもな条件 | 中身 |
|---|---|
| 家が建てられた時期 | 昭和56年5月31日より前 |
| 売った代金 | 1億円以下 |
| 特例そのものの期限 | 令和9年12月31日までに売ること |
| 相続からの期限 | 相続が始まった日から3年たつ日の、その年の12月31日までに売ること |
| 相続した人が3人以上 | 引ける額は2,000万円まで(令和6年1月1日から後に売った場合) |
2つの期限を両方満たす必要があります。市区町村の確認の書類(被相続人居住用家屋等確認書)や、売った年の確定申告も要ります。自分の場合に使えるかは、税務署か税理士に確かめてください(3,000万円控除の記事)。
相続した家を、そのまま買い取ってもらう道もあります。特例が使えるかどうかは、売る前に税務署か税理士に確かめます。
ラクウルは全国の家が対象で、査定は無料です。自社で買い取るので、仲介手数料はかかりません(運営:株式会社ネクサスプロパティマネジメント・宅地建物取引業 国土交通大臣(1)第10311号)。
売るかどうかを決める前に、2社以上に査定を頼んで比べます。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 期限 | 令和10年12月31日までに売ること |
| 売った値段 | 500万円以下(一定の場合は800万円以下) |
| 持っていた期間 | 売った年の1月1日の時点で、5年を超えていること |
| 場所 | 都市計画区域の中にあること |
| そのほか | 売る相手が、親子や夫婦などでないこと。売ったあとに、その土地が使われること |
もうけが100万円に満たないときは、引ける額はその額までです(国税庁)。
800万円以下の空き家を売るときは、不動産会社の仲介手数料が、ふつうの計算より高くなることがあります。上限は33万円(30万円に消費税を加えた額)です(国土交通省の告示)。
相続した土地は、条件を満たせば、国に引き取ってもらう制度があります(相続土地国庫帰属制度)。建物がある土地は申請できないので、家を壊したあとの話になります。
承認されると、負担金を納めます。額は、市街化区域などにある宅地と農地、森林は面積に応じて決まり、それ以外の土地は20万円です。
相談は予約制です。新潟県の土地は、新潟地方法務局の本局(電話 025-226-0951)です(売れないときの相談先の記事)。