
実家は新潟、自分は県外か、県内でも離れた町に住んでいる。冬のあいだ、実家の屋根に雪がどれだけ積もっているかは分からない。
空き家の管理は、所有者の責任です(新潟県)。雪で周りに迷惑をかけることがあるので、適切に管理するよう、県は呼びかけています。
空き家からの落雪や倒壊で、周りの人や物に被害を与えた場合、所有者または管理者が損害賠償の責任を問われます(十日町市)。
住んでいなくても、相続の話し合いが終わっていなくても、雪は待ってくれません。
| 令和7年度の冬(新潟県のまとめ) | 数 |
|---|---|
| 雪による死傷者 | 280人(うち亡くなった人25人) |
| そのうち、雪下ろしなどの除雪の作業中 | 187人(うち亡くなった人9人) |
| 除雪の作業中の187人のうち、65歳以上 | 129人 |
| 屋根の雪の落下など | 18人 |
| 倒れた家屋の下敷き | 6人 |
| 住家の被害 | 197棟(全壊3・一部破損194) |
死傷者の3人に2人は、雪下ろしなどの作業中です(280人のうち187人)。
年に数回しか帰らない実家の屋根に、自分ひとりで上がるのは、いちばん危ないやり方です。長岡市は、屋根の雪下ろしについて、早めに行うこと、複数人で作業すること、安全帯を使うことを呼びかけています。
十日町市は、空き家の所有者に、雪が降る前に管理の体制をつくるよう求めています。相談の相手として挙げているのは、親族、近所の人、建築業者です。
雪下ろしを業者に頼むときの費用の目安は、県や市町村の公式ページでは見つかりませんでした。業者の一覧も、公式には見つかっていません。
補助の例として、十日町市の「雪おろし作業費補助」があります。業者に頼んだ雪下ろしの費用が対象で、上限は3万5千円です。墜落を防ぐ器具を取り付ける設備がある住宅、などの条件があります。受付は令和8年7月13日から12月25日までです。空き家でも使えるかどうかは、十日町市の窓口に確かめてください。
金額や業者は、実家のある市町村の窓口に聞くのが早道です。市町村の窓口は、新潟県の市町村の一覧から探せます。
毎年の雪の管理を続けるのがむずかしいなら、実家をどうするかを決める時期です。売る・貸す・壊すのどれを選ぶにしても、市町村の補助は受付の期間が決まっています。解体の補助は、春に受付が始まり、秋までに終わる市町村が多くあります。雪が解けてから考えるのでは、次の冬に間に合わないことがあります。